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CMSを使用すべきかの判断基準を紹介します!
  • 中野貴登:Webクリエイター

CMSを使用すべきかの判断基準を紹介します!

こんにちは、イデアックスの「中野」です。

web制作をする際、1からコーディングして作成する時もあればCMSを用いて作成することもあります。

案件内容によって、CMSを用いた方が良いということがあります。

どのような時にCMSを用いた方が良いのか、紹介したいと思います。

webデザイナーやフロントエンジニア、webディレクターの方は是非知っておいてください!

CMSとは何か?

予備知識として、CMSとは何かを説明します。既に知っている方は、この段落は飛ばしてください。

CMSとは「Contents Management System」のアクロニムで、コーディングの知識が無くても簡単なwebサイトを作成することができるツールです。

CMSにはいくつか種類があり、WordPressやWix、Shopifyなどがあります。
※Shopifyはネットショップサイトです。

数種類のCMSがありますが、その中でダントツのシェアを獲得しているのがWordPressです。

w3techs.comによると、WordPressはCMSの中で約60%のシェアを獲得しております。
※2021年4月

世の中にあるCMSで作られたwebサイトの内、6割はWordPressで作成されたということです。

CMSは企業やブロガーさんに使用されており、企業HPやブログサイトに使われております。

CSMを使用する状況

CMSはwebサイトに使用されますが、もちろんCMSを用いずに1からコーディングで作成するサイトもあります。

ではどのような時にCMSを用いるかというと、「ページ数が多い時」「コーディングの知識が無くてもサイトを更新したい時」「サイト管理者が複数人おり、分担作業を行いたい時」などの状況です。

webサイトには「コーポレートサイト」「LP」「採用サイト」「オウンドメディア」「ECサイト」「サービスサイト」などいくつか種類があります。

その中でも「コーポレートサイト」や「オウンドメディア」「サービスサイト」はページ数が多くなる傾向が高いです。

コーポレートサイトの場合、「事業内容」「企業理念」「沿革」「代表者メッセージ」「社員の紹介」など多くのページ数を必要とします。

「オウンドメディア」は日々様々な情報を発信しており、時間と比例してページ数が多くなります。

「サービスサイト」はその商品やサービスを細かく紹介するため、内容によって多くのページ数を必要とします。

上記のようなページ数の多いサイトを作成する場合、CMSを用いると作業工数が多く削減できるので作りやすくなります。

また、CMSであればコーディングの知識が無くてもサイトの更新を行うことができるので、サイト管理者があまりコードに詳しくない場合でも問題ありません。

さらに、オウンドメディアのようにサイトを複数人で管理している場合もCMSがお勧めです。

CMSはIDとPWを知っていればサイト編集画面にログインすることが出来ます。

そのため複数人でサイトの更新を行いたい場合にも、CMSが向いています。

これらの状況に当てはまる場合はCMSを用いてwebサイトを制作すると良いと思います。

CMSを使用しない状況

反対にCMSを使用しない状況について説明します。

CMSを用いない状況は、デザインに特化したサイトを制作することです。

具体的には「LP」や「採用ページ」のサイトです。

LPや採用ページは、サイト訪問者に対して商品やサービス・企業のアピールを行い、問い合わせをさせることを目的としています。

つまり、問い合わせ数を増やすためのサイトということです。

問い合わせ数を増やすために、他のサイトと比べて派手なデザインのサイトを作ることが多いのです。

この「デザインに特化する」部分が、CMSを用いない際たる要因です。

CMSはコーディングを必要とせずにサイトを作成することが出来ますが、デザインにこだわるという部分には弱いのです。

CMSを用いると、どうしても似たり寄ったりのサイトに仕上がってしまいます。そうなると他のサイトに比べてデザインにこだわったサイトを作成することが出来ません。

そのため問い合わせ数を増やすためのLPや採用ページは、CMSを用いずに一からコーディングで作成するのです。

LPや採用ページはサイトのページ数が少ない(ほとんどが1枚縦長のwebサイト)なので、こちらもCMSを用いない理由になります。

これらがCMSを用いない状況になります。

案件内容によって使い分ける

web制作の案件内容によって、一からコーディングするのかCMSを用いるのか、使い分けることが大切です。

webディレクターの方やディレクションも自分でされているデザイナーの方は、この判断力を養う必要があります。

webサイト集などで様々なサイトを見て、CMSで作られているのかそうでないのか調べてみましょう。

そうすればどのようなサイトがCMSで作られているのかがわかるようになります。

webサイトがCMSで作られているか調べるには、「Wappalyzer」というGoogleの拡張機能を用いることで調べることが出来ます。

使用方法は簡単です。まずこちらよりWappalyzerをインストールします。

インストールが完了したら、Chromの右上に紫色の背景に数字が記載されているものが表示されたかと思います。

それをクリックしてください。今見ているwebサイトがCMSで作られている場合、どういうCMSで作られているのか下記のように表示されます。

webサイト集は、MUUUUU.ORGLP ARCHIVEがお勧めです。このサイト集から様々なサイトを見て、WappalyzerでCMSを用いているのか調べてみてください。

CMSを使用するならWordPress

CMSを使用するならWordPressがお勧めです。WordPressはコーディングの知識がない人でも直感的にwebサイトを作成することが出来ます。

またコードを追加することでサイトを編集することも可能なので、コーディングの知識がある方でも問題なく使用することが出来ます。

WordPressは無料でインストールすることが出来ます。しかしインストールしたデータをドメインに紐付ける必要があります。

使用しているサーバーがエックスサーバーさくらのレンタルサーバーの場合、簡単にインストール&ドメインの紐付けを行うことが出来ます。

エックスサーバー、さくらのレンタルサーバーに関しては、それぞれ公式サイトでご確認ください。

エックスサーバー
さくらのレンタルサーバー

また、それぞれのレンタルサーバー上でWordPressをインストールする方法については下記の記事を参考にしてください。

最後に

以上がweb制作時にCMSを使用するしないの判断についてでした。

web制作の案件によってCMSの必要性が変わります。ヒアリングの中でどういうページになりそうか確認し、判断してください!