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路線図のデザインの作り方を紹介!不動産デザインに強いプロダクションが紹介します!
  • 中野貴登:Webクリエイター

路線図のデザインの作り方を紹介!不動産デザインに強いプロダクションが紹介します!

こんにちは、イデアックスの「中野」です。

不動産関係のデザインワークを行なっていると、必ず作成しなければならないのが路線図です。

路線図は物件の最寄駅までどのようなルートでいけば良いのかをわかりやすく表現する材料です。

実は路線図を作成するのはとても大変なんです、、、路線図だけで1日過ぎてしまうということもしばしばあります。

路線図を制作したことがあるデザイナーはそこまで多くはないと思います。路線図をどのように作成すれば良いのか、紹介したいと思います。

路線図作成の全体の流れ

路線図のデザインを作成するのは時間がかかるので計画的に作業を行うことがポイントです。無駄のないように、作業の流れを考えましょう。



路線図の作成工程

・記載情報を吟味する
・トレース素材を確保する
・トレースを行う
・デザインに合わせたサイズ変更


こちらが路線図のデザイン作業の主な流れとなります。それぞれ詳しく紹介していきます。

記載情報を吟味する

いきなりビジュアルを作成するのではなく、まず完成形をイメージすることが大切です。完成形を考えるにあたり、作成する路線図に載せる情報を吟味してください。

記載する情報は物件の場所によって変わってきます。

都市から離れた場所に物件がある場合、記載する内容は物件の最寄駅と都市の主要駅になります。

都市の真ん中に物件がある場合は、物件の最寄駅(恐らく複数)とその周りの主要駅を記載します。

1つの路線のみで完結するような物件は少なく、ほとんどはJR線と東京メトロ線、私鉄を含めた路線図になるでしょう。それらを踏まえた上でどのような線・駅名を使用するのかを検討してください。

記載する駅名が決まったら、中でも主要な駅名に、物件の最寄駅までの時間を算出してください。

時間の算出は電車アプリを使えば可能です。乗り換えなどもありますので、移動時間を考慮して計算してください。

トレース素材を確保する

路線図のデザインに乗せる情報が決まったら、実際にビジュアルを作成していきます。

路線図を一から作成するのは大変です。なのでモデルとなる画像をトレースします。

トレースの素材は、首都圏の場合基本的に「JR線の路線図」と「東京メトロの路線図」と「物件の最寄駅の私鉄の路線図」です。JR線と東京メトロ線が一緒になっている路線図はなかなか無いので、それぞれの路線図を素材にします。

もし近隣の物件のwebサイトに路線図が上がっていたら、それをトレースの素材にするのもありです。同じ最寄駅なら尚更良いですね。

あくまでトレース用の素材なので、同じデザインにしないように気をつけてください。

トレースを行う

素材を揃えたら実際にトレースを行います。

イラレでは「画像トレース」という自動でトレースしてくれる機能があります。しかしトレース後の仕上がりは品質があまり高く無いのでお勧めできません。

大変ですがトレースはペンツールと曲線ツールを用いて地道に行なってください。こちらの方が仕上がりが高くなります。

トレースは路線図の線路から行なってください。その際レイヤー分けを行なってください。

路線図の線路をトレースしていると他の線路と交わることが頻繁にあります。その際レイヤー分けを行いロックをかけておくことで他の路線に影響をおこぼすことなく作業に取り掛かることができます。

細かな作業をしていることにより神経質になっていると思いますので、余計なストレスをかけないという意味でもレイヤー分けはしっかりと行うことをお勧めします。

デザインに合わせたサイズ変更

トレースした路線図をデザインに当てはめていきます。デザインのサイズに合わせて拡大縮小していきます。

路線図のサイズを縮小する際、駅名などの情報が見えるように縮小してください。また、駅名が路線図の線路に隠れていないかを確認してください。

たまに路線図の下に駅名が記載されており、駅名が読めないという状態があります。このようなデザインにならないように、駅名がしっかり読める状態なのかを考えてください。

路線図作りの際に気をつけること

そもそも作成する路線図の情報が間違えていると、ビジュアルの良いものを作成しても無意味になります。

特に4月のタイミングでデザインをアップするものに関しては気をつけてください。なぜなら4月は鉄道の情報が変更されやすい時期だからです。

路線が直通になったり、急行電車の停車駅が変更になったりするので、作成する前にしっかりと情報を読み込んで作成してください。

最後に

以上が路線図のデザインの作り方に関する内容でした。

路線図の作成は難しくはないのもも、とても細かい作業となります。そのため細かい作業が好きな方や少しのズレに敏感な人におすすめの作業となります。


路線図のデザインをデザインデータの状態で販売している企業があります。時間がない場合はそのデータを購入するのもありです。

また、路線図の作成を得意としている企業のあるので、その企業に外注するのも良いでしょう。作成に時間はかかりますが、そこまで重要な内容でも無いのでスケジュールを考慮して判断してください。